武山忠司。1979年岐阜生まれ。武蔵野美術大学卒業。仕事は沖縄と東京でウェブとデザインとイラストの株式会社机(沖縄 デザイン)やってます。お仕事のご相談24時間365日受付中。

2008年7月29日 (火) 

子どもうまれました

[ くらす, こども, わすれない]

バッタバタで報告おくれました!

7月10日。娘が産まれました!名前もやっと決まりました!
ハンドルネームはL子にしようかな。

先日、やっとL子が退院してきたこともあり、まずは一段落と。
思いだしながら出産から今日までを。

7/9深夜3時。奥さんに起こされる。陣痛が始まったらしい。ほぼ10分感覚になっているとのことで、分娩予約をしている病院に電話。状況を確認したあとタクシー(東京のタクシーは電話で呼んでも結構断られることが多い!国際自動車のMyTaxiに登録するのがオススメよ!)呼んで病院に向かう。お産室という分娩台が設置されている部屋に通される。ほえ。ここで産むのか。ふむふむ。テレビや小テーブルや椅子、冷蔵庫まであってトイレも室内に完備。結構VIPな感じの部屋じゃないか。っていうかこれが普通なのかどうかも分からん。

で、まず第一の問題として浮上したのは、出産には無関係な事柄。本日10日木曜は、某サイトの更新日。朝10時に更新しなきゃいけない。幸いそんな重い作業ではないので時間的には問題がない。お産室からイーモバイルで自宅のPCに繋いでデータをアップすればいいだけだ。ただ問題なのが更新時間。これが朝10時指定ときている。今は4時くらい。更新時間まであと6時間。そしてここから先は全くの未知の領域。この後どういう状況で陣痛が進んでいくのか分からない。今、奥さんはかなり痛くて辛そうではあるが、見る限りまだまだ正気だ。ただそれもこの後どうなるのか。いつかのドラマで観たようにやっぱり叫びだすのか。もしそんな状況の分娩の真っ最中が10時だったら、そんな嵐のような景色のなか、「あ。ごめん。ちょっと俺更新が。」とか言える雰囲気じゃないだろう。猿でもわかる。でも仕事なだけに何とかしないと。どうしようどうしようと考えながら、陣痛の波にあわせて奥さんの腰をひたすらプッシュ。こうすると痛みが少し楽になるらしい。親指でピンポイントにプッシュしつづけているので、指も相当疲れてきた。こりゃ10時頃には指、使い物にならないんじゃという不安もよぎる。とまあそんな思考がぐるぐるしてる間になんだかんだで10時近くになっても状況はそれほど変わっていなかった。更新をチャチャと済ませる。なんとかセーフ。でもこの時ばかりはフリーランスはどうなんだろうと考えた。

とにかくやっとこれで出産までは一直線。あとは名前が決まってないだけ。

昼過ぎから彼女の陣痛はいよいよ激しくなってきた。これから出産をひかえる皆々様をそんなに不安にさせてはいけないので、そんな詳細は述べません。もちろん個人差もあります。あくまでニュアンスとして伝えたいと思います。
モンハン風に言えば、エイリアンに寄生されたけどまだ生きている人間が「もう楽にしてくれ!殺してくれ!」と叫び続けるのを、「大丈夫だから。あと少しだからガンバレ!」と、実は何の確信もないままに励まし続けるというクエストです。
これが映画だったら、その人は大抵最初の被害者となるが、こちらは現実。もの凄いハッピーエンドが待ってます。そうです。心躍るハッピーエンドです。

そして子宮口が開ききり、いよいよ分娩開始とそこからがまたかなり激しいのです。男ははっきりいって何もできません。彼女の腕をつかんで手を握りただ応援することしかできない。俺、人生でこんなに応援したことはないわ。それくらい応援したわ。彼女はしっかり頑張ってるのに、応援してるだけの俺はほとんど半泣きでしたよ。で、彼女が辛そうで辛そうでもうこれ以上応援できません!俺がもう泣き崩れそう。という瞬間を十数回ほど乗り越えたら、やっと天使に会えました。

赤ちゃんの後頭部が見えたと思った次の瞬間、お尻がぷるんと出てきました。

夕方3時41分に産まれた。女の子。ピッタリ2500g。

もう俺この時には感動の極みでアホみたいに泣いていたのであんま状況を覚えていない。
もう人間、本当の時は月並みなことしか言えないのね。
よく頑張ったね。ありがとう。
それから思いだすように何枚か写真を撮る。

200807_akachan.jpg

出産から2週間経ち、やっと退院。しばらくは保育器に入ってたけど、今はもうそんなこと忘れるくらい元気です。名前もこないだ結構ギリギリで登録してきました。
やっと少しは冷静に振り返れるようになってきた。
奥さんには今もまだ「泣いとったよねw」と言われるしまつだ。

奥さんが先に退院し、L子がまだ入院しているという状況が一週間程あった。この期間は辛かった。毎日の限られた面会時間に、奥さんが搾乳したミルクを保冷バックに入れて届け、病院のお風呂でL子を沐浴させる日々。奥さんもよっぽど直接お乳をあげたかっただろうけど、なかなか会えない。この時は辛いなあと思っていたけど、今にして思えば、その時間があったおかげで、奥さんも俺も少しは自宅でゆっくりできた気がする。と思ってしまうくらい、L子が退院してきてからの日々はすさまじい。こんなこと初めて振り返ったよ。振り返る間もない怒濤の日々が続いている。
クソあつい真夏が来た。怒号のような泣き声とうんちにおしっこ。汗だくで沐浴。エアコンのない俺の仕事部屋。汗だくで仕事。やせるんじゃないか。もうこれまでは結構欠かさずに観ていた「水曜どうでしょう(MXとTVKで週2で再放送中!)」と「やりすぎ」、「ガキ使」、「タモくら」、「あらびき団」がどんどんHDにたまっていく。。全然みる暇ない。

で、よくどこかで聞いたような話に、
「どんだけ疲れてても赤ちゃんの笑顔みると元気いっぱいになるんだよね。」
とかあるような気がするが、新生児って全然笑わないのね。
全然、真顔だわ。かわいいよ。

20080728_lko02.jpg

これからブログに書くことといったらいよいよ子どもの事だけかもしれん。
そうなったら「ほ幅の速度」だなんてブログのタイトルやめて「L子の体重」で。


投稿者 takeyama : 2008年7月29日 23:24