武山忠司。1979年岐阜生まれ。武蔵野美術大学卒業。仕事は沖縄と東京でウェブとデザインとイラストの株式会社机(沖縄 デザイン)やってます。お仕事のご相談24時間365日受付中。

2005年7月13日 (水) 

ルイス、おこる

[ くらす]

●日本滞在最終日のルイスを囲んでお別れパーリー。
良く分からないが、全く面識のないDというアメリカンも突然ウチに来ることになる。

●で、昼間そんなことが起こっていたなんて俺は全然知らなかった。

ルイスが警察に職務質問された。

明日日本を発つルイスは今日が日本滞在最終日、いろいろ買い物をしようと朝早くに家を出たらしい。
俺はまだ寝ていた。
で、駅前で私服警官3人に呼び止められ、矢継ぎ早に日本語でまくし立てられたらしい。日本語なので理解はできないが、どうやらIDを提示しろという意味のことを言っているらしい。普段パスポートを持ち歩いていないLはその私服警官3人を引き連れ、我が家まで戻ってきたらしい。そしてパスポートを見せ、玄関先でしばらく質問をされていたらしい。
俺はまだ寝ていた。
当たり前だが、Lには何の問題もないことを理解した私服警官はいきなり握手を求めてきたらしい。
大層腹を立てていたLはそれを断った。そして一段落した後、Lはまた町に出かけていったらしい。
俺はまだ寝ていた。
その後、やっと起きた俺は夕方町に出てLとJちゃんと会い、そこで初めてそんな事が起きていたことを知る。

もうすっかり落ち着いていたLは笑いながら話すので、こっちもうっかり笑ってしまったのだけど実は全然笑えない。
彼は言う。
外見が中東系に見えるので、今の時世において警察に職務質問されるのにはしょうがない。
警察官達は悪くない。彼らはただ自分たちの仕事をしているだけだ。悪いのはブッシュだ。
なんて大人なんだろうかこの人は。感動した。
言ってることが正しいのは分かるのだけど、自分の身にこんなことが何度も起こったら俺はこんな冷静にいられる自信は皆無。全くないでしょう。

で、やっぱり納得がいかないのは、日本の警察だ。
彼は観光の為、ほぼ毎日駅を利用していた。駅前交番の前を毎日通り過ぎていた。駅前交番の前に立っている巡査が、その鷹並みの鋭い観察眼によって明らかに異邦人の風貌を持つ彼に目をつけ、その調査報告が駅前交番からwinnyで流出してしまった結果しかるべき公安部署に伝わり、その結果として英語を話せないのに外国人テロリストを捕獲しようとするジーンズメイトな私服警察官が三人も派遣されてきた。
という経緯だろう。だいたい何かしようと企んでいるテロリストが駅前交番の前をわざわざ毎日通り過ぎるだろうか。ということは、駅前交番の前さえ通らなければ何をしようとしていても大丈夫なのだきっと。
と、いうのは言い過ぎかもしれない。いや、実際その巡査は悪くないし、私服警官がジーンズメイト御用達だって別にいいじゃないか。むしろ私服警官なのにやけにオシャレだったりしたらそれはそれでやけに目立つだろう。素足にモカシンの私服警察官がいざという時に早く走れる気がしない。
どんな小さな可能性であっても見逃すわけにはいかないというのはよく分かる。未然に何かを防ぐ為にはしょうがないだろう。それによってたとえ一般観光客であるメキシコ人の一人や二人を不機嫌にしたって円安になる訳じゃない。ああ何にも間違っていない。
ただスマートに職務質問を遂行するのなら誰かしらは英語話せる奴を連れてくるべきじゃないか。
3人もいて英語を誰も話さないということは、最初から力ずくの自体になることだけを想定して動いているとしか思えない。アホかおまえら。ルチャリブレの国の男がモンゴロイド3人で捕まえられるのか。
いきなり人をテロリスト扱いするんだ。その意味や不快さをこちらが理解しているのだから、向こうは向こうで間違いをしてしまった時に、その非礼を詫びる気持ちを相手に伝える為の最低限の英語くらいは学習するのが当然だろジーンズメイト3人組よ。礼儀だろ。

そういえば俺も以前新宿で職務質問されたことがある。いや普通に歩いていただけなのに。

●で、もしまだ我が家を疑っている警官が何処かに貼っていたりでもしたら、その晩のパーリーで急にまた外国人のDが来たりしたもんだから、もう俺んち完全に何かのアジトじゃないか。これは。アジトって嫌だわあ。土曜サスペンスのロケハンが来るくらいだし、きっと人からみたらウチはいい見た目なんだろう。それじゃあアジトと間違われてもしょうがないねえ。嫌だねえ。ここは南仏だと思ってたのに。


投稿者 ta : 2005年7月13日 22:11

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