武山忠司。1979年岐阜生まれ。武蔵野美術大学卒業。仕事は沖縄と東京でウェブとデザインとイラストの株式会社机(沖縄 デザイン)やってます。お仕事のご相談24時間365日受付中。

2004年4月24日 (土) 

ステンレスくわ

[ たがやす]

●昼、Kちゃんと高円寺、中野へ。Kちゃんが携帯買うのに付き合ったりする。
店員さんにお願いして、骨伝導携帯というものを試させてもらう。たしかに携帯をあてているほうとは反対側の頭の中で音がなっている。おもしろい。でも実用性はなさそう。頭の中に音を響かせるために頬骨とこめかみの間に携帯を位置させないといけないのだけど、どうもその位置がかなり微妙。そんな微妙な場所を探っている間に静かな場所に移動した方がいいと思う。
Kちゃんの新しい携帯はかなりお洒落な奴だった。めかしこんできた。

●もう最近ずっと鍬が欲しい。
家の横にある土の部分にひまわりをずらっと植えるにあたってのネックは土が悪いことだ。踏み固められて相当に堅い。去年はそこに無理矢理植え付けたのだけど、その痩せた土では成長しなかった。まあ僕が面倒もみずにほったらかしていたのもあるのだろうけど。なので、今年こそはまず土づくりから!ということで鍬が欲しい。別に鍬じゃなくてスコップとかでもいいのだろうけど、どうせなら格好つけたいので、やはり鍬だろう。
それにしてもどこに行けば鍬は売っているのだろう。東京で鍬をみかけたことがない。家のとなりでは大家さんがしばしば鍬で畑を耕している。でも大家に「鍬を貸してください。」とはちょっと言えない。何を始める気だろう、と不安にさせてしまうかもしれない。

K家のマックで鍬を検索。インターネットと鍬。大概この二つの単語は結びつかない。鍬の必要性を感じている人がインターネットを利用するとはあまり考えられない。ヤフーオークションで調べると、50件ちかくのヒットがあった。その殆どが古民具という分類の古いさびた鍬。なおかつ高い。さびているのに。しかし数はすくないが、新品のステンレス鍬などを出品している業者もあった。鍬がステンレスな時点でもうちょっと違うと思う。そしてそれをインターネットで買う人がいるのだろうか。今の時代において鍬がステンレス化してきているのなら、あと数年もすれば鍬業界もまた鋳鉄化していくのだろうか。「こっちの方が土にいいです!」「土のことを本当に考えるなら、やっぱり鍬は鉄!」とか言い出すんだろうか。だいたい鍬業界なんてあるかどうかもしらないけど、でもあらゆるものに業界は絶対あるはず。日本鍬協会とかもあるはず。
「この鍬ちょういいよねー、たけやまちゃーん。」
とかいっているセーター肩掛けの男はどこかに絶対いる。絶対あいたくない。

中野のホームセンターシマチュウへ。すごい盛況ぶり。春の週末、っていったらみんなDIYなのかやっぱり。売っているとは思っていなかったのだけど、鍬はそこの売っていた。しかも3種類。
「開墾鍬」
という名前に惹かれてつい買ってしまった。だって開墾したいのです。1000円。

●新宿へ。今度また職務質問でもされようものならなんて言っていいか分からないほどの存在力をはなつ鍬。それを片手にPC屋へ。WINにつなげる為のPS/2キーボードを買う。DOS/V系の店にはまったく無縁だったのだけど、行ってみるといいもんだった。店内も、MAC売り場のような余計な装飾はまったくなく、ただ雑然とPCパーツが積まれている。全体的に薄白い店内。

Kちゃんとも話していたのだけど、鍬のパワーはちょっとすごいんじゃないか。
実際に土を耕すときにパワーがあるのは間違いないが、普段でも片手にちょっと持っているだけで、プチオシャレとしては絶大な力があるということが分かった。もうその存在感ははかりしれない。何を着てようが、何をしていような鍬を片手に持っている時点で、もうその人は鍬以外の何者でもない。実際に今日は、小脇に鍬とPS/2キーボードを抱えて新宿を歩いたのだけど、こんな恥ずかしいことはなかった。吉田カバンにならぶよりも恥ずかしいオシャレが世の中にはあった。

●明大前でうまい広島風お好み焼き食べて帰宅。眠たい。


投稿者 ta : 2004年4月24日 23:35

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