武山忠司。1979年岐阜生まれ。武蔵野美術大学卒業。仕事は沖縄と東京でウェブとデザインとイラストの株式会社机(沖縄 デザイン)やってます。お仕事のご相談24時間365日受付中。

2005年3月17日 (木) 

iPodセピア色

[ はしる]

●昼過ぎ、Kちゃんが意気揚々と来宅。

「俺、2時間くらい走ってきたよ。いやあすげえいいわ、走るの。」

外は小雨が降っている。
そんな中を突然思いたったかのようにジョギングし始め、あげく2時間も走り続けたというKちゃん。このモチベーションは一体どこから来るのかを考えたところ、やはり彼が最近手に入れたiPodシャッホーしか思いあたらない。俺も常日頃から運動不足が気になっているので、走りたいなとは思うのだけどなかなか実行には移らない。それはやはり俺のiPodがシャッフルじゃないからだろう。でもまだ普通のモノクロ液晶のiPodでよかった。液晶がモノクロな分だけ、俺はまだ自転車には乗る。
Kちゃんはまた意気揚々と何処かへ出かけていった。やっぱ走ってきた人間は身体の動きが違うな、と感心する。

●夜、iPodを買ったというOが来る。
あ。まずいよ。
彼が買ったのはiPod photoだった。カラー液晶搭載の最新型。
これでもう彼は「走る」はおそか「自転車に乗る」なんてことすらもないだろう。カラー液晶はまずい。覗いて楽しいカラー液晶。数十年前、TVがカラーになったときにも人は家から出なくなった。高度経済成長まっただ中において、そのカラーTV元年の国民総生産成長率が約30%近くも落ち込んだことからもモノクロとカラーの間にある断絶はあきらかだ。
人はカラーに弱い。色盲ということではない。

カラー写真においてもそれは分かりやすい流行があった。セピア色とかいう訳の分からない色が一時期流行った事があった。朱色を薄くしたような、日に焼け古ぼけた風の写真の色だ。これがなぜかノスタルジックとか言われてもてはやされた時がある。町の写真屋さんでも、いつのまにか通常のカラープリントに加え、いつの間にかモノクロ、セピアカラーという選択肢ができていた。人はここで間違いを起こしやすい。
「年数経過→セピア色→ノスタルジイ」
なのであって、
「ノスタルジイ→セピア色」
なのではない。
ここを見落とすとこのようなことになる。とりあえずセピアにしとけばいいんでしょ?という投げやりな態度が露骨にでているジャケットからもチュウニが「セピア色」を理解していないことはあきらかだ。
しかしカップリングの「時代遅れの女になりたい」はいいタイトルだと感心してしまった。そしてカップリングの曲にこのタイトルをつけるところから想像するに、もしかしたらチェウニはかなり「セピア色」に意識的に取り組んでいるのかもしれない。演歌だし。下手な事はいえなくなった。
チェウニの事を考えていたら何を書こうとしてたのか忘れた。
セピア色はその色自体がセピアなのではなくって、カラーが一般化してしばらく経つとそれ自体がモノクロ化していくから、そこで現在のセピアもモノクロももう既にカラーということ。そうなると、iPod photoがモノクロとして扱われるのは時間の問題で、じゃあiPod photo持っててもOyan全然走れるよ!よかったね!

わーん。ちゃんとまとめたら書き直すこと。


投稿者 ta : 2005年3月17日 22:20