2002.11.30.Sat   後一日
●朝、k氏は颯爽と自転車で帰っていった。

●昼、メインルームのレイアウト終了。後はADSLが繋がるのを待つだけ。

●夜、Mさんが車で本棚を届けてくれる。予想していたものとは幾分ちがっていたが、棚が足りないことが明らかになった直後だったので凄く助かる。

●明日から仕事。そして12月が始まる。師走です。今月は本当に引越しか考えていなかった。引越が完了した12月は、何をしよう。というよりも引越終わって5月病とかだけは避けたい。引越どころで五月病になっていたらそれはもうアレだ。考えた方がいいと思う。考えよう。



2002.11.29.Fri   休みも後2日
●昼、渋谷へ。仕事場に来週の中継の予定表をもらう。社食で御飯たべる。家の台所が全く片づかないものだから外食ばかり。野菜が足りない。(最近、やっと野菜を食べ始めました。)

●給料が振り込まれていたので、必要な小物を東急ハンズで物色する。結局ステップルとか同軸ケーブルとかを買っただけ。ハンズ木工売り場のお兄さんに
「ウッドカーペットに色を塗ったのはいいのですが、すぐにはがれてしまいます。」
と相談してみる。
「当たり前だよ。床塗装は結構特殊なものなので普通のペンキじゃ無理よ。その前にニスは剥がして塗った?」
と、逆に聞かれる。
普通のペンキの上に、ニスも剥がしてません。

●家に帰ってレイアウトを考えていると、仕事帰りOヤンが来る。自転車で颯爽とK君も来た。御飯を食べに街の定職屋へ。そのあと駅前のレンタルビデオ店の会員になりビデオを借りる。平日5本で1000円は結構お得。でも5本かりて、全部見た試しがない。
●K氏が借りた「ピーウィー」を見ながら寝る。ティム・バートン監督のこの作品を今まで全く知らなかった。主演の男が去年辺り猥褻罪で捕まったという事実だけはしっていた。それを知った上で初めて見るこの映画はせつなすぎる。一人で見たら落ち込んでいたかもしれない。それぐらいギリギリというか完全にはみだしてるな、これは。NHKのみんなの歌でおどっているお兄さんも同じオーラを漂わせていると思ったのは僕だけではないはず。



2002.11.28.Thu   散歩と買い物
●家の周りを歩く。それにしても永福町は本当に何にもない。とりあえずコンビニが家の近くにないのです。これにはまいる。郵便局は駅の近くにあったのでよかった。しかし前の家のそばにあった落合局のような配達を行う24時間営業の局ではない。それは西永福と浜田山の間にあるそうだ。この辺りに詳しくなればなるほど、西永福ー浜田山間との差を感じていきそうな予感がする。
●必要なちょっとしたものを買う。

●電気屋さんがエアコンを直しに来る。ユニオン電気。いい名前だ。
昨晩の出来事だが、新居のTVアンテナ口に「BS」と書いてあるのを見つけた。これはもしやBSが入っているのでは!?と思い、チャンネル設定をいろいろしてみた。すると知らないチャンネルが2つ見つかった。これはもしやBS1,2じゃない?と友達と盛り上がっていたんだけど、そのうち片方がMXTVだということが判明。BSじゃなかった。するともう一つのチャンネルは一体なんだ?放送している内容は、しっかりみていないから分からないが、放送全体のトーンが明らかに他のチャンネルとは違う。暗い。暗いTVチャンネル。
いい機会なので電気屋さんに聞いてみる。
「これは、BSと書いてあるけどBSは見れないのですか?」
「これはただこのジャックがBS対応というだけ。多分前の住人の人がBSつけていたんでしょう。」
ジャックだけBS対応って。。。
「MXともう一チャンネルうつるんですけど。それが何か分からないんですよ。」
「MXと一緒にうつるんなら、そりゃあれだ。放送大学。」
放送大学チャンネル。そんなチャンネルの存在すら知らなかった。放送大学という言葉はよく聞くが、それが一体大学なのか何なのか答えられない自分に気づく。きっと防衛大学とかと同じジャンルに属している大学だろう。卒業者は全員NHKに入る。きっとそうだ。
それにしてもこのチャンネルは暗い。重いよ、放送大学。

●環七沿いにドンキーホーテがあるのを思い出し歩いていってみることにする。神田川沿いを歩く。15分で着いた。すのことか、トイレクイックルとかを購入。お菓子も忘れず。

●家の中はまだまだ見せられる状態じゃない。いつになったら収拾がつくのだろう。色を塗ったウッドカーペットのペンキがどんどん矧げていく。歩くだけじゃ矧げないが、屈伸したら矧げる。これをどうするか決まらないことにはレイアウトも進まない。どうしようどうしよう。



2002.11.27.Wed   当日
●引越当日。7時半起き。目も開けられないほど眠たいが、どうしようもなく今日は引越だ。目も開けられないが、とりあえず今日でお別れのアパートの屋根の上で記念写真。

●Kさんも手伝いに来てくれる。みなさん、本当に助かります。ありがとう。

●2tトラックに載りきらなかった荷物。引越屋さんに、
「世帯持ちだよ。こりゃ。」
と言われてしまった。もう一人ぐらい居ても全然不思議じゃないな、と自分自身も思うほどの荷物の山がアパートの前の路地に積み上がる。

●なんだかんだで昼過ぎには荷物を新居に運び込む。自転車で10分の距離になったM君も来る。御飯食べる。それから新居でのびのび主にプレステ。それにしても新居は寒い。広いし、窓も大きいのでしょうがないとはおもうが、前の部屋ではガンガン効いていたオイルヒーターの威力もそれほど有効ではない。エアコンは壊れているし。。
●みんなが帰ると、さらに寒く感じる。初めての一階住まい。階上の住人の足音が天井から広がり部屋に響く。前の部屋より音が響く気がする。天井が高くなったからなのだろうか。寒さと足音に震える。こりゃ寒いので風呂にはいるが、風呂も寒い。風呂の天井ももちろん高い。バスタオルは何処?さむいさむい。どうしよう。
●明日の昼、明るくて暖かいうちに何とか対策を立てなければ。

●まあそんなことをいいながらも寒いながらも新生活にウキウキしているのは間違いない。と、寒いので自分に言い聞かせる。

●プロバイダー変更のため、アナログ回線しか使えない日々がしばらく続く。面倒なので写真のアップは後日。



2002.11.26.Tue   前日
●昼、Sが雑誌などの荷造りから出た不要品をもらいに来てくれる。冷蔵庫の中も空にしなければならなかったので、以前ハナマサで買った冷凍牛肉を200gづつにラップで小分けしていた物も是非もっていってもらいたかったが、やはり断られる。僕だって人の家の冷凍牛肉はいらない。

●今日で荷造りも終わり。ということは明日、引越だ。急ピッチで荷物をまとめていく。
●夜、明日手伝ってくれるH,Kが来る。Hがプレステをもってきてしまったので事態はまずい方向へ進んでいく。プレステ持ってきて、とお願いしたのは僕という事実もあり、それについてどうこういう事はできないが。明日引越だってのに、朝の6時までプレステすることないじゃない。まあ朝の6時までプレステしてしまったのは他ならぬ私ですから、それについてどうこういう事はできない。

●どうしよう。1時間の睡眠で引越できるのだろうか。



2002.11.25.Mon   色を塗る
●新居に行く。雨が降っていたので、バスで行くことにする。高円寺から永福町行きのバスに乗る。その関東バスの運転手のマナーの悪さにたいそう腹が立つ。しかしバス路線上にあった名前も知らない公園、川沿いの並木の美しさにそんなことも忘れてしまう。引っ越したら、この公園に通おう。
届いているウッドカーペットに色を塗る。予想はしていたがやはり仕上がりはムラだらけ。塗るんじゃなかったよ。家具に色を塗る場合、たいていこういう結果になることは分かっていた。でも塗る。塗るのは楽しい。
ついでに押入のドアも塗ってしまった。怒られるかな。まあ怒られるとして2年後だ。まだまだ時間はある。言い訳を考えておこう。

●Tが車で来る。明大前と永福町の間、井の頭通り沿いにあるメキシコ料理屋で御飯を食べる。広い店内に客は僕らを含めて3組ほどしかいない。
しかもそのうちの一組。店の一番奥にすわっている3人組をチラと見ると、それは水谷豊だった。青春の殺人者がメキシコ料理を食べている。そして水谷豊の正面に座っているのは、寺脇康文。王様のブランチだ。この間まで王様のブランチの編集をしていたOヤンに電話してやりたい気分になったが、芸能人にうかれていると思われるのもなんなので止める。実際、うかれていた。

●帰宅。荷造り。いよいよPC関連のものをパッキングし始める。こういう時にノートPCは便利。しかしこういう時はそうそうない。人は、そうそう引越しない。
普段、出張とかで使う分にはA4サイズは大きすぎ。重たい。アップルからB5サイズのノートは出ないのでしょうか。

●それにしても関東バスの運転手はむかつくわ。



2002.11.24.Sun   想像できる
●起きると既にお昼過ぎ。仕事がないと、生活サイクルがみるみる乱れていく。

●そしてまた荷造り。あと、棚も造る。また棚が増える。昨日、Mさんから使わなくなった棚をゆずってもらえることになったばかりなのに、早速棚を造ってしまう。こんなに棚ばかりでどうしよう。棚が空かないように、もっと物を増やさなくては。なんてことは全く思っていない。

●明日は、新居に行く。掃除をすることと収納の扉の色を塗り直す予定。

●面倒くさいのはプロバイダー変更だ。あと住民票とかの役所書類いろいろ。でも荷造りの方は、だいぶ落ち着いてきた。荷造り完了が想像できるようになってきた。



2002.11.23.Sat   講演、公演
●昼、ジャニスにCDを返しにいく。初めて借りているCDのジャケをなくした。「はっぴいえんど外伝」のジャケがどうしても見つからなかった。荷造りの最中の為、ジャケットらしきものは無数に散らばっている部屋の中で何故か「はっぴいえんど外伝」のジャケだけが見つからない。何処を探してもない。しょうがない。
規定により買い取り。1200円。でもこれがどうしようもないCDとかじゃなくて良かった。はっぴいえんどじゃなくて、これが偶然浜崎あゆみとかだったらそのショックもきっとただ事ではなかっただろう。

●その後、市ヶ谷駅でOヤンと会う。法政の学祭に行く。というのは、ジャニスの社長の講演があるからだ。それは是非観ておかなくては。きっと社長は、僕らを御飯に連れて行ってくれたときにいつも酔っぱらって話している様な事をきっと話すんだろうな。と思っていたらやはりそうだった。
●レンタル業界、音楽業界についての昨今。と、音楽業界の範疇にとどまらないビジネス持論。
●でも今日はさすがに酔っぱらっていないし、ちゃんとした講演会ということもあり、いつもより詳しく話していたし。話も面白かった。



●Oヤンはジャニスの社長の熱い音楽談義が聴けると期待していたようなので、いささか消化不良の様子。

●その後、新宿でM,NNと待ち合わせ。池袋グリーンシアターでのタブンタブロウという劇団の公演を観る。Mがこの公演の振り付けを担当していたので無料でいれてもらう。無料じゃなかったら来なかっただろう。タブンタブロウという劇団は定メンバーが決まっておらず毎作品ごとにスタッフ、キャストの募集をして公演をおこなうそうだ。と、聞いて思い出すのは宮沢章夫さん率いる遊園地再生事業団。遊園地再生事業団も毎回異なったメンバーで公演も行っている。来年一月におこなわれる数年ぶりの公演が楽しみ。
●で、タブンタブロウの劇。
●僕はちょっと駄目でした。性的な言葉、行動。事実上、社会的認知されていない人達。などが中心に構成されている作品だった。まず第一に、そういうものを簡単にだせてしまう事がよく分からない。そして何故そこで実際に裸になる必要があるのか、というような感想しかない。そこで胸をだすのなら、もっと他に力を入れるところがあったのかも。と考える。
●ある意味、本当に無名な小劇団の公演をみたのはこれが初めてかもしれない。これまで観たことのある劇団は、くくりとしては小劇団だが、内容は素晴らしくもちろん名前も大きいものしかなかった。例えば、それがナイロンであったり青年団だとすれば、僕は今回もそういうものを何となく想像してきていたわけで、まずそれが根本的にずれていたのかもしれない。小劇団〜系というような括り方をしてほしい。そうじゃないと、例えば「農民」なんて劇団名の作品が一体どんなものか全く分からない。まあ、だから観ろっ、ということでしょうか。



2002.11.22.Fri   パッキングの後に
●荷造り。終わらなーい。あまりにもどうしようもないので、駅前のミスドにお茶しに行く。ドーナツは100円セール中で得した気分だが、全く何の解決にもなっていない。
その帰り、部屋探し中のK、Sに駅前で偶然会う。

●やはりあまりにもたくさんある荷物をKちゃんのハイエースだけで運ぶのは不可能と思い、引越屋さんに頼むことにする。

●明日はジャニスの社長が法政大学の学園祭で講演するらしい。僕がバイトをしているときからたくさんの法政大学生が会員だったが、まさか講演まですることになるとは。思いもしなかった。観に行こう。
その後、友達が振り付け担当した劇団の舞台を観に行く予定。ひさしぶりの池袋。

●キッチン用品を全てパッキングしてしまった後に、冷凍庫には大量の冷凍食品があることを思い出す。肉、魚、噂になった冷凍ホウレンソウ。解凍してもいいが、皿もフライパンもフォークも何もない。これをどう片づけるかが当面の課題だ。



2002.11.21.Thu   キーボード、配列
●今日も荷造り。しかし映画は観なかった。なかなかよく荷造った。

●夕方アップルから自宅交換修理用のJISキーボードが送られてくる。そうなのです。いまだ僕のパワーブックはJISキーボードなのに配列がUSという故障から直っていませんでした。そもそもクイックガレージとアップルの間の引継が悪すぎる、というよりもただの別会社だから仕方ないのかもしれない。じゃあ最初からアップル・サポートセンターもクイックガレージを薦めてくるんじゃないよ。こっちはクイックガレージにキーボードのパーツが届くのを2ヶ月待ってたんだ。だが結局クイックガレージにキーボードは届かず、その2ヶ月の間にアップルが自宅交換サポートにパワーブックを入れていた。なので早速アップルからキーボードを取り寄せる。
●キーボード交換。
●嘘みたいに直った。JIS配列をJIS配列としてタイプできるようになる。当たり前のことが嬉しい。宇多田ヒカルも入院したことによって当たり前の日常に感謝する気持ちが湧いた、と言っていた。その時は何いってんだと思ったが、自分はJIS配列により当たり前の日常に気づかされてしまった。子宮に腫瘍ができて入院したら一体何に気づかされるのだろう。まず僕に子宮がないってことには気づくはずだ。

●オークションで購入したジグソーも届く。これで新居でガシガシ木を切る。棚をつくる。前にも言ったが、棚が好きです。



2002.11.20.Wed   ゲームを修行と呼んだ
●昼間、Hの家に入り浸る。主にゲーム。駄目だ。ゲームは何て面白いんだ。自分の家になくて本当に良かった。あったら実際ヤバイ。白髪になるくらいやってしまう自信がある。
Hは、ゲームは修行ですから、と言い切っていた。いいこと言うなあ。

●夜、Kちゃんも来る。3人で日本対アルゼンチンを観る。まったく何の戦術もなさそうなジーコジャパン。秋田、奈良橋、中山を出して本当にドイツ2006ワールドカップを見据えているのか。不安。
途中で交代した俊輔だが、なんかいい感じだった。落ち着いていた。そしてまたゲンク鈴木は何の根拠があってあんなに落ち着いてる風なんだ。

●夜、高円寺でジャニスのMさんに友達O君を紹介する。今度、店を新しく作るMさんが内装、インテリアなどのデザイン、施工を出来る人を捜しているとのことで友達を紹介してみる。高円寺のオシャレなカフェで御飯を奢ってもらった。オシャレなカフェでしたが、御飯は美味しかった。ごちそうさまでした。

●帰宅。荷造りしなきゃ。でもまだ観てないビデオがあるんだな。



2002.11.19.Tue   荷造りまたは映画鑑賞
●昼間、またもや荷造り。今日は「メトロポリス」と「さよならニッポン」を観てしまう。荷造りどころじゃない。「メトロポリス」は面白くなかった。人の動きなどには随所に手塚アニメっぽさが観られるが、大半のCGがあまりにも手抜き。いや手抜きっていっても六角大王みたいな訳じゃないんだけど、どうにも手塚アニメにはそぐわない感じ。まあCGどうこうなんてたいした問題じゃないが、肝心の内容がかなり無理矢理押し込めた感じなのが面白くない。
「さよならニッポン」は面白かった。堤幸彦の映画で初めて面白かった。何故面白かったのか。きっとそんなに堤幸彦っぽくなかったから。濃い演出が過度じゃなかった。人も濃くない、とは決していえないが、それ程じゃない。程良かった。

●夜、Hが来る。彼の家のマックは壊れている.その為インターネットをするために来た。それにしても、そのマックの壊れ方ってのが凄い。指すマウスを次々と壊していくマックっって、一体なんだ。

●そのままHの家へ行く。荷造りには疲れたので一休み。映画観るのにも疲れた。



2002.11.18.Mon   ぱぱぼっくす、名前もよく聞こえてきた
●またもや荷造り。本当に終わらない。終わる気がしない。まあ昼間中かかってダンボール3つしか詰めていないのだから当たり前だが。ついつい、
「おっこんなところにこんなものが。」
「こんなところにもこんなものが。」
「こんなところにあるはずがない!」
といったものが次々と出てくる。そのたびに中断。しまいには借りてきていたレンタルビデオまで見始めるしまつ。「デッドオアアライブ3」を観てしまった。もう3になってくると、次元が違ってきたこのシリーズ。1がやっぱり一番好き。

●僕は物が捨てられない。
●昨日、Sにも指摘されたがその通りだ。「捨てる技術、でも買ってこようかな。」と言うと、「それも捨てられなくなるんじゃない。」と言われたな。そう思う。中でも服はやっかいだ。だいたい部屋着が多すぎる。
「あ、これ部屋着に丁度いい。」
といって買ってくるのだが、そもそも部屋着なんて2パターンでもあれば十分なものだ。この部屋には何故か部屋着が外出着より多い。もっと言えば、部屋着で外出しているかもしれない。
あと、ちょっと面白い服。こんなもの集めて何になるんだ。部屋で着るしかないじゃない。
全部捨てよう。
これからは部屋の中でもギャルソンスーツで生活してやる。

●ジャニスで借りてきたコンピ、チャイルディッシュスープに収録のパパボックスはやはりいい。はっぴいえんどカヴァー外伝「素晴らしき船出かな」収録のパパボックスもいい。こんなに日本人を聴くのはオザケン以来かもしれない。ごめんなさい。そんなにオザケン聴いてました私。

●プロバイダー問題。やはり引越当日からADSLを使用するのは無理のようだ。電話線が開通してからの作業になるらしい。そうなると、やっぱりプロバイダーを変えようかな。ODNで移転手続きをするよりも他のプロバイダーに乗りかえた方が安い。なるべくなるべく倹約しよう。なんせ11月の給料は8万だ。



2002.11.17.Sun   メタる
●終日、荷造り。
●最初は、ひねもす荷造りと書いたが書き直した。と、ここに書くのなら、終日と書き直さなくてもいいじゃない。と思う。
問題は、その過程を表すことは必要なのか、ということだ。仮に必要だとしたら、この過程を表すことの重要度は、その方法に左右されるものなのか。こんなストレートに伝えるのではなく、もっと格好良くメタれば(メタファーする、の意)いいのだろうか。
でも、メタる、は格好悪いなあ。メタる、だけは流行って欲しくないなあ。
●そして、流行らないだろうなあ。

●そんな事を思いつつ荷造り。全く進みません。

●夕方、Sちゃんが荷造りを手伝いに来てくれる。全く進みません。お茶を飲んで帰っていった。

●大量の服を片づける。フリマで売りたいけど、この季節にフリマは辛い。

●オークションでウッドカーペットを購入。4畳半用。あと6畳用も買わなくては。本当に引越には金がかかるな。こうなってくると、引越屋さんに頼むのは辛いかもしれない。ハイエースを持っているKちゃんに一心の期待が集まっているのをヒシヒシと感じる夜。だがハイエースだと一体、何往復すれば引越は完了するのか。
Sちゃんとも話したが、引越に際して車などを友人に頼む場合、引っ越しする本人と手伝ってくれる人の間には非常に大きな溝がある。モチベーションの差だ。手伝ってくれる人が素晴らしい心を持っていることは間違いないが、その人がその家にこれから住むわけではない。これからの新居に心ときめく引っ越しする本人とのモチベーションの差は雲泥だ。
となると、どうやって彼らのモチベーションを上げていくのかが、友人に引越の手伝いを依頼する一番のポイントになる。一番いいのは、友人がその新居にこれから住むことなのだろうけど、そうなると僕の住む家がなくなるので困る。となると、金か。しかし友人との間で現金の受け渡しをするのは心許ない。じゃあ、振り込みならいいのか。という問題でもない。第一、金がないから友人に頼んでいるのだし。。
そして結局、夕ご飯あたりに落ち着いていく。
●荷造りをしながら何をおごるか考えよう。



2002.11.16.Sat   すごい物を見つける
●荷造りを始める。僕は、引越にしても旅行にしても前日くらいまで何もしない。それであわてる。結局何か忘れてしまったりする。引越については、何かを部屋に忘れていくって事はないと思う。ただまあ折角仕事もないので、今回は早めに準備をしていこう。
そして手始めに本をダンボールに詰め始める。開始2時間で途方に暮れる。今の時点でダンボール10箱。そして何よりも驚いたのは、その中でまだ未読の本がダンボール1箱分あったこと。奥の方から出てくる出てくる、見たこともない本たち。しばらく新刊は買うのを禁止する。
●これはレンタルCDについても言える。ビデオもしかり。

●奥の方から中学校の時に使っていたノートが出てきた。国語、漢文、社会、地理、英語、理科。数学以外はある。道徳のノートまである。
めくってみると、まだ最初の数ページしか使っていなかったものばかりだ。東京に来るときに、残りを有効に使おうと思い持ってきたのだろう。それが5年後に発見された。これから有効に使おう。
懐かしくなりパラパラとページをめくる。やはり興味深いのは社会のノートだ。世界史。僕は、「現在の教育制度に異論を唱える!」とか叫んでいる人のことは今までよく分からなかった(そもそもそんな人に会ったことはない)。しかしこれを見ると、その意見に耳を傾けなければいけないな、と少し思う。


中学の世界史ノート

●世界史ってこんなで良かったのでしょうか。
なんせロックは凄い。人間は平等だと説いたのだから。さすがロックなんていうだけある。そういえばハムナプトラ2にも出演してたし。そんな凄い奴はあまりいない。いなくて良かった。
もっと凄いのはやはりベートーベンだろう。音楽には一切ふれられていない。ただ近代音楽をうち立てやがった。
●不安になる。どんな教育だったのだろうか。
穂積北中学。まあそれは県共通の教育方針なので西荻Kにも言えることだが。

●本当はもっと凄いノートも出てきたのだが、とてもここには載せられません。



2002.11.15.Fri   しょしょ
●朝から引越に際しての様々な手続きをする。しかしプロバイダー変更を考えているため、いろいろな会社のカスタマーサポートに電話してみたのだが、どれもたいして変わらない。異色と言えば、IPフォンのYAHOOだが、どうもYAHOOは信用できない。最近、街のあらゆる場所で12MBモデムを配っているYAHOO!BBを見かける。しかしどうも信用できない。ちゃんと手続き、サービスに関しての説明をするはずの男性がシステムについてあまりよく分かってないのも不安だし、そしてまたその男性の数よりもミニスカートをはいたキャンペーンギャルの数の方が多いのが凄い。
●しかしいつも安さには負けてしまう。この間もHに教えてもらったサイトからメモリチェッカーを落として自分のパワーブックに増設したバルクのメモリーをチェックしたらエラーが出てびっくり。そういえば何となく不安定だ。不安定な気がしてきた。メモリーなんかメモリーチェックするもんじゃないな。新居も霊媒師に観てもらうもんじゃないな。観てもらって何か居たら、途方に暮れるしかない。
行動するから状況はすすむ。すすんでしまう。ああ。いろいろ進んでいく。

●昼から、メジャーを片手に新居の間取りを測りに行く。うん。やっぱり広いわ。


日当たりも良い・眺めも良い
(ちなみに右の写真に写っているマンションに住むのではありません。友達から「いいマンションだね」って言われたので。。)




2002.11.14.Thu   引越へ
●仕事終了後、印鑑をとりに家に戻ってから明大前の不動産屋へ。契約する。今の家の大家との交渉、新居の不動産屋との交渉の結果、今月末に引っ越すことになる。
●今日から10日前後で済ませなければならない事がいろいろある。原付の修理が重要。(そうなのです。最近、原付の話題がないのは、彼がうんともすんとも言わなくなったからなのです。>サカチン)
あと新居の畳をフローリングにするかどうか。その場合、日曜大工で行うか、フローリングマットを買うかどうかも迷う。ああ迷う。

●不動産屋にいっていたらラピュタ阿佐ヶ谷「ユーリ・ノルシュテイン・フィルムフェス」に行く時間がなくなる。昨日のコンペの続き観たかったのに。

●家に帰って、永福町情報、日曜大工情報の収集。

●明日から休み。まったく休み。



2002.11.13.Wed   うはうは
●仕事終了後、またもや部屋探しへ。祐天寺の物件は凄く良かった。しかし敷/礼・2/2というのが、実は土台無理な話だ。やはり京王線沿線か。明大前の不動産屋をまわる。まだ行ったことがなかった不動産屋で永福町の物件を紹介される。永福町というのは少し気が引けるが、明大前からも歩けるということで見せてもらうことにする。
●あっという間に決める。
●ひろーい。綺麗。敷/礼・1/1。ただ取り壊す予定があるらしい。しかし最低2年は住めるとのこと。本当にあっという間に決めた。無意味にウォッシュレットまで付いている。とりあえずウォッシュレッターになる事から始めることにする。
●今月末までには引越したい。老若男女問わず手伝ってくれる人、大募集。いや、老は問うかもしれない。応募されない方には、もれなくこちらから連絡がいきます。

●その後、ラピュタ阿佐ヶ谷で行われている「ユーリ・ノルシュテイン・フィルムフェス」のコンペティション上映を観に行く。このコンペには一次審査で軽く落ちた。それもあり、一次審査に通っている作品群を是非観たかった。
●それで、打ちのめされる。
●今日、明日の上映で計34作品の上映が行われる。今日は、そのうちの17作品の上映。17作品のうち、5作品くらいには泣きそうになる。うえーん、としか言えない。言わない。
●富永舞という人の作品、よかったわー。
●たまたま僕の隣に高畑勲が座っていた。勲が来るなんて、やっぱりさすがノルシュテインなんて思っていたら、よく見るとそれは高畑勲風のおじさん。高畑勲風のおじさんが高畑勲に見える経験なんて「ユーリ・ノルシュテイン・フィルムフェス」ならではだ。もっとも他の場所でそんな現象がしばしば起きてしまっていたら、それは凄く悩むべき現象である。
●審査委員長ノルシュテインのお話。かいつまんで、ノルシュテインは4年前と同じことを言っていた。そこを譲ってしまったら彼の食いぶちがなくなるとでも言わんかのような勢いで話す。もしくは、その話をそういう方向に捕らえてしまう僕に作品作りは無理かもしれない。
●そんなことまで思ってしまうくらい良かった、わずか800円の2時間半。

●明日の仕事が終わると、秋休み。または、仕事をもらえなかっただけ。
やばいよ11月。引っ越すしかない。



2002.11.12.Tue   渋谷以南
●仕事が終わってから、東横線で中目黒へ。昨日の良い物件は、やはりまた決まってしまっていた。そんなんばっかり。今日は祐天寺で部屋を探すことに。
初の祐天寺。商店街が駅からいろんな方向にのびている。中目黒よりもゆったりしていていい。東横沿線は家賃が高いイメージがあるのであまり期待して探していなかったのだが、いい物件が見つかってしまった。また迷うことになる。そしてまた迷っている間に決まってしまうことになるのか。新居は遠い。

●渋谷まで歩く。パルコブックセンターが新しくなっていた。前よりも狭くなった印象。前から気になっていた、とあるグラフィック本。それが何故か今になって堆く積まれている。何故と思い手に取ると、それはキム・ヨーソイのディレクションでした。オシャレだわー。

●大学の一つ上のniboがラスターノトン、12K(line)のトップページでそれぞれ新作発売告知がされている驚き。買おう。



2002.11.11.Mon   こんな動く物はないよ
●昼、起きて不動産屋に電話する。
「あの物件、決まってしまったようです。」
あらあら。
まあそんなものでしょう。だいたい2週間もタラタラ悩んでいるから駄目なんだ。当然だ。
と、強がってみるがやはり悔しい。凄く悔しい。もうあの部屋に住みたくてしょうがなくなる。

●Hと部屋を探しながら渋谷、池尻、中目黒、恵比寿、渋谷と歩く。中目黒銀座を歩く。すごくいい、中目黒銀座。ここに住んだら毎日銀ブラできる。駅前の不動産屋でいい物件があったので明日見せてもらうことにする。

●今日は仕事のはずだったが、国会中継で中止。まったく一般庶民の日給を奪っておきながら何の為の国会なんだかもう訳が分からない。11月はかなりヤバイ状況だ。特別編成などで僕の仕事がない。来週、再来週と休みだもの。8万円くらいしか給料がないかもしれない。iPODを買ったらもう2万しか残らない。どうしよう。買うしかない。

●そんなわけで今夜から渋谷のホテルに3泊。夜、Hの家からホテルに移動。



2002.11.10.Sun   仕事してから遊んだり
●仕事。

●終了後、例によってまた不動産屋をさがしながら歩く。明大前の物件よりいい物がなかなか見つからない。もうアレでいい気がしてきた。担当の不動産屋に連絡すると、その物件の管理会社が今日はお休みなので明日しか駄目ということ。じゃあ、明日もう一度見てからそこにしよう。昨日の夕方の時点ではまだ空いていたらしい。

●夜、Hの家へ。O、Kもいる。四谷のKも来る。またゲームをしてしまった。面白い。シカゴ・ブルズのスタジャンを着て六本木へツーリング。颯爽としていたシカゴ・ブルズのスタジャン。



2002.11. 9.Sat   借りた物を見る、聴く
●仕事帰りのMが朝早く来る。今日、昼から東中野で手伝っている劇団の稽古があるらしい。Mは今度の公演の振り付け担当らしい。ただで入れてくれるというので、今月末のその公演を観に行こう。

●10頃、起きる。昨日借りたビデオ「ターナー&フーチ〜素敵な相棒〜」の続きをみる。NN推薦のこのビデオ。若かりし頃のトム・ハンクスが主演。刑事と犬のドタバタ劇。凄いわ、これ、どうしよう。

●ブランチで昨日の残りのキムチ鍋。まだ美味い。さぞかしネズミもたべたかったことだろう。

●ミスドでドーナツを食べる。100円セール中。その後、ジャニスへ。CDを返して、また借りる。羅針盤の新譜、スピッツのトリビュート、その他数枚。シガーロスの新譜は邦盤がエイベックスから出ており、コピーガード仕様CDと表記がある。初めての経験。浜崎アユミとかだけに使われてるもんだとばっかり思っていた。そして案の定、家のCD兼DVDプレーヤーで再生できない。ふざけている。これは借りているからいいが、購入してしまった場合、どのような対処をすればいいのだろう。シガーロスの解説だけ読んで聞いた気になるしかないのか。小説の後書きだけ読んで読んだ気になるようなものか。

●明日から仕事。今週は新橋だ。ちかーい。遠いのもいいが、近いのもいい。



2002.11. 8.Fri   とりあえず、引越を観る。
●休日。朝、起きる。そして御飯を食べてからお昼寝。夕方近く、「トリック2」の再放送で目が覚める。それを見る。また寝てしまう。NNからの電話で目が覚める。

●NNが遊びに来る。キムチナベをすることになる。
ネズミを捕らえてからのキッチンは心持ち綺麗になったようだ。なんとなく輝いている。クリスタル。そのキッチンのおかげもあり、キムチ鍋はうまい。さぞかしネズミも食べたかったことだろう。

●離婚が近いNNの話などを聞いたりする。高校の時、僕、NNを含め4人で仲が良かった。そして現在、4人のうち2人が早くも離婚経験者だ。大人っぽい。
そんなNNと「お引っ越し」を観る。子供がいなくて本当によかったねえ。とよく分からないアドバイス。アドバイス?



2002.11. 7.Thu   ウォーキング≠歩く
●朝、仕事。

●電車で帰らず、ブラブラしながら歩いて帰ることにする。山手通りを脇へ入ったり出たりしながら初台へ。初台にも商店街があることに驚く。しかも、たこ焼きが200円で売っている。買ってしまった。そして不味い。
●オペラシティ・アートギャラリーでのダグ・エイケン展を観る。うーん。よくわからん。わからないのは毎度の事だが、綺麗とかそういう感動もあまりない。何がニューオーシャンなのか。でも彼の写真は、結構好き。
この映像を見ていて思い出されたのは、友達Sの作品「reversion」。そしてSの作品の方が実際いい。

●そんなわけで歩いて東中野まで帰ってくる。
道すがら、「部屋も見つからないし東中野も悪くないから、まあ部屋の模様替えでもして気分転換。もうしばらく東中野に住もうか。」と思い、部屋の新しい家具配置を考えながら帰ってくる。
帰宅後、模様替えに取りかかる。だがメジャーという便利な道具によって、頭の中ではスッポリおさまるべきところへベッドが収まらないことが判明。何故か20cmもオーバーしている。
●早速、模様替え挫折。やっぱり新居だよ。引越だよ。

●最近毎日のように歩いている。
言う人に言わせれば「ウォーキング」という部類に属すくらい歩いている。しかし断言できる。これはウォーキングではない。というのは別に、英語が嫌なわけではなく、健康志向が嫌いな訳でもない。どちらかといえば英語も健康も、ともに好きだ。
では何故そこを差異化しようとするのだろうか。
何でも目的化しようとする焦燥感。もしくは、何でも無目的化しようとする意識。そういう意味でのウォーキング、歩くこと。どちらでもない。
かといって、ムーンウォークならいい、という事でもない。
●歩いてばかりで、自転車小僧みたくなったらどうしよう。



2002.11. 6.Wed   明大前、カンダハル
●朝、仕事。

●仕事が終わってから、渋谷から明大前まで不動産屋を尋ねながら歩く。それにしても連休後の今日、殆どの不動産屋は閉まっている。たまに空いているかと思うと、犬が寝ているだけの不動産屋ぐらいしかない。もしくは猫だ。

●吉祥寺へ出る。ラーメンを食べた後、なんとなく吉祥寺、高円寺とブラブラする。買い物をしようと思っていたのだが、なにを買いたいのかイマイチわからない。ブラブラする。何も買わない。

●夜、Kさんが来る。ICCでのダグ・エイケン展を観てきた帰りらしい。僕はまだ観に行っていない。もうすぐ終わってしまう。今週中には行こう。

●御飯を食べに、高田馬場の方に歩いていく。そしてとんでもない物を見つける。ボーリング・アイススケート・ビリヤードが一緒になった総合スポーツ施設。少し覗くと、アイスホッケーチームらしき人達が大勢いる。家から歩いて10分の距離にこんな素敵な物があるなんて。ここに住んで3年になるのに全く知らなかった。ショック。知っていたら、きっともう少し東中野は楽しかった。
ビリヤード場が平日全てが休みであることにおののく。
●今日までに帰さなくては行けないDVD「カンダハル」を二人で観る。男二人で観るような映画じゃないことはあきらか。男女でだって観るような映画じゃないだろう。
最後がよく分からなかった。想像していたものよりも演出過多で、想像よりも緊迫感がなかった。本当は緊迫なんかしていないのかもしれない。そういう事じゃないのかも。ただ淡々としている日常。そりゃそうだ。ハリウッドのような緊迫感が日々の生活にあったらそれはただ事じゃない。そうかそれがハリウッドか。映画の都。ワーイ。
医者役の男がサミュエル・L・ジャクソンに見えてしまって仕方がなかった。サミュエルが言いそうな事を言っているし。



2002.11. 5.Tue   寝たなあ
●昼前に起きる。Mが3時からのレッスンの為、帰る。そしてまた僕は寝る。

●起きると、夜8時。

●久しぶりに生活が崩れる。おそろしく寝た。風呂でも入るか。



2002.11. 4.Mon   あるくよ
●Aと歩く。駒場東大前から明大前までを、散策しながら歩く。楽しい。
●高級住宅と、トタン屋根のおそろしく古い家が共存している世田谷区。その極端さがおもしろい。商店などがなにもなくても、歩くだけで楽しいのは世田谷区。中央線より北の方へ行くと、今度は住宅ではなく、そこらへんを歩いている人がどんどん興味深い人種になってくる。

●帰宅する。玄関を開ける衝撃を受ける。

ネズミが死んでいる。

5分くらい動けない。ここ数日、大家からもらった毒入りエサと鳥もちを併用して置いていた。その結果としてネズミが鳥もちの上で死んでいる。
写真に撮ろうかどうかを迷う。
迷っているうちに、Mが来る。阿佐ヶ谷で演劇を観た帰りらしい。「さっさと撮って片づけてよ。」といわれ、大急ぎで撮影。片づけ。急いでしまう。
しかし、Mが来なかったら一晩中でもネズミの前で茫然自失していた可能性もある。それはそれで嫌だ。


●レンタル屋で「パニックルーム」と「カンダハル」を借りる。パニックルームを観ながら寝ることにする。



2002.11. 3.Sun   続・家探し
●昼、代田橋の物件への駅からの時間を計る。
ストップウォッチ持参だ。寄り道は許されない。ごまかそうと速く歩いても駄目だ。あくまでいつも通りのスピード、いつもどおりの歩幅で歩かなくては意味がない。
まずは代田橋から物件まで。きっかり11分。少し迷ったことを考えると、10分30秒くらいで来られるのではないか。
そして今度は物件から明大前。11分30秒。これは途中に信号があったので、それにより多少タイムは上下するだろう。
結論。
いける。この時間ならいける。この物件が交渉により値段が下がれば、ここに決めよう。ねずみとの暮らしはうんざりだ。

●そのあと、渋谷でHと待ち合わせ。中目黒にいく。中目黒で降りるのは初めてかもしれない。代官山のようなところかと思っていたのだが、以外と庶民的で良い。数件の不動産屋をまわるが、やはり京王、小田急に比べると、少々高い。無理がある。

●そのまま歩いてHの家へ。普段は気にしないが、自分が部屋探しをしてみると、Hの家は本当に便利な場所にある。地価を考えると、おそろしい。

●夜、駒場東大前に住むAの家へ。2kに2人で住んでいるA。5畳の部屋にあの荷物の量はない。びっくりした。WINを買っていることにもびっくりした。彼も今月で仕事を辞めるらしい。10,11月はターニングポイントである。



2002.11. 2.Sat   遠い部屋
●本日もまた部屋探し。昨日見られなかった東松原の物件を見る。悪くはないのだが、キッチンが狭いのと大家が隣の部屋に住んでいるのが気になる。そして不動産屋に新しく紹介してもらった物件は、2週間ほどまえに他の不動産屋の紹介で見たことがある。これは何かの縁だろうか、それとも只その部屋の借り手が見つからないだけか。おそらく後者だとは思うが、いい部屋だったのでもう一度観に行くことにする。やはりいい。代田橋駅から12分というのがネック。それも北へだ。南へ12分なら即決している。
●今日は、

東北沢→池の上→下北沢→新代田→東松原→(電車)→駒場東大前→池尻大橋→渋谷

と歩いた。
やはり南へ行けば行くほど、家賃は高くなる。5畳のワンルームが7万円の池尻大橋が僕には理解できない。そこまでして池尻大橋に住む人にはきっとどうにもならない理由があるのだろう。池尻大橋から出ると死んでしまう、とか。そうなると問題だ。何処にも行けない。渋谷に近い意味もあまりない。
●昨日今日とたっぷり歩いた。そして、この歳で初めて町歩きの楽しさが少しわかる。何かを発見しようと歩くのではなかった。街はただ歩く。歩く。畳屋がある。歩く。おもしろい。

●夜、トレーナーとTシャツを返しに来てくれたSと一緒にKの家へ。御飯をご馳走になる。うん。美味い。素晴らしい主夫になるよ。
その後、3人で「女優霊」(中田秀夫)を見る。凄く怖いと評判の映画。今まで怖くて観れなかったので、2人とも観ていないのをいいことに、観ようと持ちかける。レンタル屋で借りてくる。
●そして何とコレが全く怖くない。びっくりした。「ほの暗い水の底から」の方がまだ怖い。今まで観ていなかった俺は一体なんだ。まあ映画館でみると、怖いのかもしれない。

●夜、帰宅。すこやか。



2002.11.1.Fri   雨の中歩く
●昼、ジャニスへCDを返しに行く。
ジャニスのレンタル管理コンピューターが変わっている。レンタル業界でも最初期(TSUTAYAなどよりも前!)にコンピューターを導入したらしい当店。だからこれまで使っていたコンピューターは恐ろしく古かった。使いこなせる人は店員の中でも社員だけだった。そして今日、10年来のDOS/V機からWINDOWS機に様変わり。検索機がタッチパネルになっているのに何よりも驚く。ハイテクだ。
皆あたらしいコンピューターに四苦八苦している様子。しかしその覚えることへの労力、得られる生産性のバランスは明らかだ。そしてまたその労力、生産性以外にあたるコンピューターについて考えることが大切っぽい。
●Kさんとお昼を一緒に食べる。50歳男性のメルトモが出来たらしい。年が倍違う人との私的なメール。そこでは一体どんな話題が持ち上がっているのだろう。凄く気になる。

●地下鉄で渋谷へ行き、井の頭線で神泉へ。今日は井の頭沿線で部屋探しをする。

●小雨が降る中を、

神泉→駒場東大→(気が付くと)東北沢→下北沢→池の上→下北沢

と歩く。この辺りはさすがに家賃が高い。神泉なんか不動産屋すら見つけられなかった。でかい家しかない。その中でも、特筆されるのは東大と駒場公園の間の長い一本道の両側のかなりでかい家並だ。こんな家がこんなところにあったのか。小雨の中、どの家から小林旭がでてきてもおかしくない。
●2,3いい物件を見つける。しかし即決できるほどの魅力的な内容ではない。だが果たして即決できる物件なんてあるのか。安い物件を見つけたら、もっと安い物があると思ってしまうし、広ければもっと広い物件を見つけたくなる。古い場合は、新しい方がいい。際限がない。レンタル業とともにここにも輪廻の罠。

●明日もその罠に乗る。